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今日は…というより昨晩の就眠直前からtwitterで流れはじめた今敏監督の訃報の噂に始まり、午後の公式発表の後まで、色々と不安定な一日を送りました。
自分で思うより…というよりもはや身体の一部のようになっていてあまり意識していなかったのですが、私は、今監督の作品が、監督の存在が、ずいぶん好きだったようです。
千年女優は、私の好きな映画ベスト5に常に入り続け、パプリカは劇場に二回見に行ったことも、記憶に新しいです。東京で一人暮らしをしていた私に、パプリカがどれだけ希望を齎してくれた事か。またこの頃は、千年女優とパーフェクトブルーを録画しておいたビデオを、テープが痛むほど繰り返して見ていた時期でもありました。
とはいえ、マニアと呼べるほど執着して好きだったわけではない、というのも事実です。そんなに、監督について詳しかったわけじゃない。ブログをチェックするわけでもなし、インタビューを熱心にチェックするわけでもなし、さらにはコミックスを買うでもなし。映画が公開になったら見に行く、そしてDVD化されたら買う、程度のものです。
けれど、事ある毎に思い出すものであったのは確かでした。
特に千年女優は、自分の信条と相俟ち、様々なシーンであらゆる場面を思い出しました。
14日目の月を見る度に。地震が起こる度に。好きな人を追いかける度に。走りつづける千代子の姿が思い浮かびました。
公式発表や、遺書を見るまでは受け入れられず、頑に「この情報はガセだ!」と信じようとしてきましたが、公式発表や、平沢進のツイートを見るにつけ、どこか落ち着くと同時に、しばらく涙が止まりませんでした。
昨年から今年にかけて、私の身内、私の身辺、私が知っている人の訃報が絶え間なかった事で、余計に色々と重ねてしまったせいかも知れません。
平沢進のライブ、最終日には常に監督の姿がありました。特に、ライブ後に喫煙所に行くと監督がいらして、恐れ多くも灰皿をご一緒したこともありました。ただそれだけですが。それだけの、なんのつながりにもならない縁ですが。
平沢進に、直截的な影響を及ぼせる人としても、今監督には期待していました。監督こそが、平沢さんと俗界をリンクさせ、それをリスナーに見せてくれる事ができる人だと。平沢さんご自身は絶対にやらないであろう仕事をさせることができる(笑)、貴重な人だと、常に期待していました。
作品にしろ、平沢進との繋がりにしろ、勝手な期待をひっそり背負わせていた人がいなくなった事で、私の中にも、ぽっかりと空間ができてしまった。そこが痛んでしかたなかった。
しかし、前述しました平沢進のツイートや、監督の遺書をゆっくりと拝見したことにより、やっと監督の死を飲み込む事が出来ました。
平沢さんのツイートがあんまり優しくて切なくて痛くて、これにも泣かされました。私なんかより、平沢さんのほうがよっぽど痛かっただろうに。つらかっただろうに。それでも彼は全部飲み込んだ。だから、私も飲み込みます。
私はこれまで、誰の不幸にしても、その日のうちに「ご冥福をお祈りします」と言う事ができなかったのですが、今回は、これが素直に言えます。そしてむしろ、時間さえあれば、監督の作品をイッキ観したいとすら思っています。
あの作品たちこそが、今敏だった。
だから、ロケットかなにかで旅立ったであろう彼を、敬礼で見送りたいと思います。
監督、今までありがとうございました!
ご冥福を、そして監督の新たな旅が素晴らしいものになりますよう、お祈り申し上げます!
自分で思うより…というよりもはや身体の一部のようになっていてあまり意識していなかったのですが、私は、今監督の作品が、監督の存在が、ずいぶん好きだったようです。
千年女優は、私の好きな映画ベスト5に常に入り続け、パプリカは劇場に二回見に行ったことも、記憶に新しいです。東京で一人暮らしをしていた私に、パプリカがどれだけ希望を齎してくれた事か。またこの頃は、千年女優とパーフェクトブルーを録画しておいたビデオを、テープが痛むほど繰り返して見ていた時期でもありました。
とはいえ、マニアと呼べるほど執着して好きだったわけではない、というのも事実です。そんなに、監督について詳しかったわけじゃない。ブログをチェックするわけでもなし、インタビューを熱心にチェックするわけでもなし、さらにはコミックスを買うでもなし。映画が公開になったら見に行く、そしてDVD化されたら買う、程度のものです。
けれど、事ある毎に思い出すものであったのは確かでした。
特に千年女優は、自分の信条と相俟ち、様々なシーンであらゆる場面を思い出しました。
14日目の月を見る度に。地震が起こる度に。好きな人を追いかける度に。走りつづける千代子の姿が思い浮かびました。
公式発表や、遺書を見るまでは受け入れられず、頑に「この情報はガセだ!」と信じようとしてきましたが、公式発表や、平沢進のツイートを見るにつけ、どこか落ち着くと同時に、しばらく涙が止まりませんでした。
昨年から今年にかけて、私の身内、私の身辺、私が知っている人の訃報が絶え間なかった事で、余計に色々と重ねてしまったせいかも知れません。
平沢進のライブ、最終日には常に監督の姿がありました。特に、ライブ後に喫煙所に行くと監督がいらして、恐れ多くも灰皿をご一緒したこともありました。ただそれだけですが。それだけの、なんのつながりにもならない縁ですが。
平沢進に、直截的な影響を及ぼせる人としても、今監督には期待していました。監督こそが、平沢さんと俗界をリンクさせ、それをリスナーに見せてくれる事ができる人だと。平沢さんご自身は絶対にやらないであろう仕事をさせることができる(笑)、貴重な人だと、常に期待していました。
作品にしろ、平沢進との繋がりにしろ、勝手な期待をひっそり背負わせていた人がいなくなった事で、私の中にも、ぽっかりと空間ができてしまった。そこが痛んでしかたなかった。
しかし、前述しました平沢進のツイートや、監督の遺書をゆっくりと拝見したことにより、やっと監督の死を飲み込む事が出来ました。
平沢さんのツイートがあんまり優しくて切なくて痛くて、これにも泣かされました。私なんかより、平沢さんのほうがよっぽど痛かっただろうに。つらかっただろうに。それでも彼は全部飲み込んだ。だから、私も飲み込みます。
私はこれまで、誰の不幸にしても、その日のうちに「ご冥福をお祈りします」と言う事ができなかったのですが、今回は、これが素直に言えます。そしてむしろ、時間さえあれば、監督の作品をイッキ観したいとすら思っています。
あの作品たちこそが、今敏だった。
だから、ロケットかなにかで旅立ったであろう彼を、敬礼で見送りたいと思います。
監督、今までありがとうございました!
ご冥福を、そして監督の新たな旅が素晴らしいものになりますよう、お祈り申し上げます!
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自営
自己紹介:
歌って踊るひとやSHTなどで沸きます。協調性に欠けますが、同担拒否はありません。たまにおえかきします。
三浦涼介さんや、タッキー&翼(元つ担)、A.B.C-Z(塚ちゃん)、WORLD ORDERなど中心に、無理のない範囲で応援。
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